蟹座と獅子座のサビアンシンボルに見る、自己存在意義・自己存在価値の違い

2017.12.02 Saturday 11:00
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    最近、周囲で自分の存在意義や存在価値について考える人が増えています。

    トランジットでも、天王星が牡羊座の終盤に差しかかり、土星も射手座から山羊座への移動を目前としていますし、10月には木星が蠍座へ移動したばかりです。

    そんな状況のせいか、自分の居場所づくりを開始した人と取り残されている人の二極化が進んでおり、とても興味深いな〜と思って眺めています(他人事……)。

     

    「本当は、私、ずっとコレがやりたかったの!」

    そんな言葉とともに、見ているこちら側が驚くほどの行動力で、自分の居場所づくりを始めた人がいます。トランジットの流れに上手にのれたらしく、次々とその人を後押しする出来事が起きていることは非常に面白いです。

     

    逆に、そんな周囲の変化に巻き込まれ、自己変容を迫られている人は、少々分が悪いようです。

    「どうして、今までと同じじゃダメなの?」

    「今の私をそのまま受け入れてよ!」

    「私はこの場所にいたいのに…」

    そんな悲痛な心の叫びが聞こえてきます。

    職場の組織が大きく変わるとか、仕事内容が変わるなど、いろいろな変化の波が次々と押し寄せている中、同じ場所から動こうとしなければ、押し流されてしまいます。また、流されているだけでは、行き着く先を自分でコントロールすることができません。

    傍から見ると、彼ら・彼女たちは今まで馴染んでいた居場所から引き離され、馴染んでいた人や物を取り上げられ、自分の存在をどう表現したら良いのか、自分の存在意義をどこに求めたら良いのか、分からなくなっているように見えます。

     

    自己表現と聞いてピンとくるのは獅子座サインです。

    獅子座サインは、獅子座3度「A woman having her hair bobbed.」や獅子座5度「Rock informaions at the edge of a precipice.」のように、とにかく目立つこと、際立つことで周囲の人間と自分を差別化し、自分の存在意義を確かめようとします。

     

    自分が自分であることを実感する。

    それが、獅子座サインが持つ自己主張や自己表現の根幹です。

    みんな同じ。同じものを食べ、同じことを感じ、同じ場所で眠り、同じことを信じる。あなたと私の違いはない……そんな状況に長くいたら、自分がここに存在しているという実感が薄れてしまい、不安を覚えるようになるでしょう。

    「自分はいったい誰なのだろう」と。

     

    一方、獅子座の一つ前である蟹座サインは、蟹座4度「A cat arguing with a mouse.」や蟹座5度「An automobile is wrecked by a train.」に表されている通り、異なる種族とは相容れないところがあります。自分のコピーを増やし、自分と自分の仲間が安心して生きられる場所を見つけようとするサインなのです。

    蟹座サインにとって、自分の居場所というのは、自分を受け入れてくれる場所にほかなりません。

     

    おそらく、自己存在意義や自己存在価値に関する見直しが周囲で起きているのは、山羊座に冥王星が滞在し、もうすぐその山羊座に土星が移動することと無縁ではないでしょう。冥王星は、現在木星入室によりじんわり温まっている蠍座のルーラーです。

    しかし、自分の存在を周囲との関係の中でしっかり確立し、存在価値を高めるには、獅子座的な発想が必要です。

     

    獅子座的な発想は何かというと、まずエッジに立って周囲から際立つことです。

     

    獅子座は5番目のサイン、山羊座は10番目のサインですから、個人的には獅子座と山羊座はオクターブのような関係だと思っています。山羊座サインがクローズアップされる流れにある中、まず獅子座サインがしっかりできなければ、山羊座サインの大きなパワーを掌握するのは難しいのではないかな、、、と思うこの頃です。

     

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    スポーツカーで地雷原を突っ走る〜蠍座で木星と金星がコンジャクション

    2017.11.18 Saturday 01:03
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      今週、蠍座サインでトランジット木星と金星がコンジャクションをとっており、月もそこを通過したばかりです。ついでにいうと、魚座にいるトランジット海王星が何となくトラインをとっており、その海王星は私の太陽の真上にいます(コンジャクション)。

      もっというと、私は蠍座に火星を持っています。なので、蠍座が熱くなると火星が即反応します。

       

      最近仕事で関わっている人たちが蠍座&魚座が多い集団のため(ついでにいうと、私は魚座)、今週は天体イベントと歩調を合わせるようにいろいろと異変があったのでした。

      なんだか、スポーツカーで地雷原を突っ走っているかのような1週間でした。

      地面に埋まっていた見えない爆弾がドッカン、ドッカン、と立て続けに爆発する中をひた走る人たちがいる一方で、傷を負う人たちもいた、という感じです。

      太陽蠍座3名のうち2名が戦線離脱、残りの1名は絶好調です。同じ太陽蠍座ではありますが、誕生日が分かればチャートを出して比較したいくらい対照的。

      このへんは海王星も関わっていそうですね。

      太陽魚座3名のうち2名は、いろいろなことが露呈してしまい対応に大慌て……といった感じでしょうか。


      で、いろいろあったのですが、本日「●●リターンズプロジェクト」という名前のプロジェクトが発足し、いろいろな出来事がそこにいったん着地したのでした。着地して終わったということではなく、スタート地点を持つことができた、といった方がいいかもしれません。

       

      そして本日11/18は蠍座で新月が起きます 。
      蠍座新月を目前にして「●●リターンズプロジェクト」が発足したのは、非常に意味深だと思いました。「リターンズ」という言葉が、蠍座やルーラーの冥王星が持つ復活・再生という象徴と符合しているからです。

       

      サビアンシンボルで考えると、蠍座サインは蠍座2度「A broken bottle and spilled perfume.」や蠍座4度「A youth holding a lighted candle.」に見られるように、潜在意識と深く関わることを好みますし、魚座サインは過去と現在を行き来するようなところがあります。だから、この2つのサインが組み合わさると、得体の知れない不気味な広がり感、みたいなものを感じてしまいます。


      魚座サインは過去と現在を行き来するだけでなく、現在と未来をも行き来しようとします。それは魚座15度「An officer preparing to drill his men.」に見られるように高度に発達したシミュレーション能力であり、このシミュレーション能力の根底にあるのは、魚座2度「A squirrel hiding from hunters.」に見られる自己防衛本能です。

       

      山羊座冥王星が、蠍座金星・木星にセクスタイルをとっているため、金星・木星にとって非常に強力な援軍となったことは間違いないでしょう。しかも、冥王星は蠍座のルーラーです。
      山羊座サインは山羊座1度「An Indian chief demanding recognition.」に表れているように、承認欲求が非常に強い性質を持ちます。社会における自分の地位をしっかりと確立し、周囲から承認を得ることが何よりも大事なサインです。

       

      ちなみに、私が関わることになった「●●リターンズプロジェクト」というのは、あることに関する予測ツールを開発し、実用化するプロジェクトなのです。過去に一度発足したものの諸事情で立ち消えになってしまい、プロジェクトリーダーだった人が再結成の機会をずっと待っていたそうです。
      蠍座、魚座、山羊座のサインがギュッと詰まっている感じ。

      面白いことになりそうです。

       

      (追記)

      12月には土星が山羊座へ移動します。

      土星にMCがある私としては、何とも心強い限り。

      道のりは非常に険しいと思いますが、アイデアをしっかり形にしていこうと思います。

       

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      サビアンシンボルで見る天秤座が体験する変容

      2017.11.10 Friday 19:00
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        天秤座1度の蝶はピンで留められています。

        そう、この蝶は標本を表していると考えられるのです。

        標本とは生物や鉱物が研究目的で採集・保存されたもののこと。そのため、蝶の標本はその美しい姿を永久にとどめておくために、体をピンで留められ、手間をかけて形を整えられ、保存されます。

        このことから、天秤座1度には、他者から見たときの「完璧な姿」(または美しい姿、理想的なへの欲求)が表れています。

         

        しかしもう一方で、天秤座1度に登場する蝶は、ギリシア神話に登場するプシュケーのことも表しています。

        ギリシア語でプシュケーは魂という意味を持ち、蝶は魂の象徴とされます。そのため、絵画でプシュケーが描かれる際、女性の背中に蝶の羽がついている姿で描かれることがあるのです。

         

        プシュケーは愛の神エロース(クピド)に見初められた人間の娘。プシュケーは「姿を見てはならない」というエロースとの約束を破り、一度はエロースを失ってしまうものの、数々の困難を乗り越えてエロースと再会し、最後には神様の仲間として迎え入れられます。

         

        蝶は蛹(さなぎ)から美しい姿へと変身することから、古今東西、復活や変容の象徴とされてきました。ギリシア神話におけるプシュケーのお話は、人間が真実の愛を知って成長すること、つまり「魂の変容」を表しています。

        天秤座というサインは、12度以降の流れに見られるように、人間関係で傷つくことも多いでしょう。また、もともと潜在的にスピリチュアル世界への嗜好が強いサインですから、現実世界で傷つくことが多いと、極限に達する天秤座25度「Information in the symbol of an autum leaf.」に見られるように、巡礼者の如く神秘的な場所へ旅立ちたくなるかもしれません。

         

        7番目のサインである天秤座は、いろいろな意味で非常に人間的なサインです。

        7という数はタロット「VII:戦車」でも表されているように、異なる要素を制御する性質を持ちます。天秤座というサインは自分と他者の差異を敏感に感じ取りながら、みんなか仲良く存在できる理想の世界を目指そうとするのです。

         

        サビアンシンボルに登場する要素を何かの象徴として捉えた場合、複数の意味を持つことが多いようです。その場合、各度数を一つずつ見るのではなく、ポイントになる度数を見ることで、ヒントが得られることもあります。

         

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        サビアンシンボルから見る天秤座の精神性

        2017.10.21 Saturday 11:38
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          サビアンシボルから見た天秤座は、意外かもしれませんが、いわゆる「スピリチュアルな世界」への嗜好性が強いサインです。同時に、風サイン特有の理想主義的な傾向がみられます。

           

          2度は内在性を表しています。

          天秤座2度「The light of the sixth race transmuted to the seventh.」では高次の存在へ通じる精神世界への嗜好がみられますが、チャクラが登場することから、どこか理屈っぽさを感じます。
          天秤座5度「 A man teaching the true inner knowledge of the new world to his students.」、天秤座30度「 Three mounds of knowledge on a philosopher's head.」にもその理屈っぽさが表れています。


          天秤座で展開されているのは、水サインのように感情やインスピレーションを主体とした精神世界ではありません。

          また、天秤座が理想としているのは、生きとし生けるもの全てが平等な存在として、平和に共存できる世界です。そのためには、一人ひとりが博愛精神を持つ必要があります。


          天秤座のサビアンシンボルには「3」という数が印象的に登場しますが、これはある種の概念を築き上げたい欲求の表れともいえるでしょう。天秤座の欲求は風サイン最後の水瓶座でより具体的に展開され、最終的に思想という形で完成へ向かおうとします。

          天秤座では、まだ個人レベルにとどまっている段階であり、まずは自分自身が理想的な存在になろうと、心の片隅でいつも意識しているのです。

           

          これは、天秤座というサインが持つ美しい性質のひとつですが、実はちょっとトリッキーな要素を含んでいます。上の方で「風サインということもあり、どこか理屈っぽさを伴います」と書いたように、天秤座は無意識ではなく意識的にスピリチュアルな人を目指すのです。
          つまり、「現実世界は汚い」「人間はずるい」ということを心のどこかで意識しているからこそ、「自分は他の人の価値を肯定しよう」「どんな人にも分け隔てなく接しよう」という考えに至るわけです。

          これは「自分は良き存在でありたい」という思いの表れということができ、その根底には「自分は他者から良き存在として見られたい」という欲求が潜んでいます。


          この天秤座の性質は天秤座1度「 A butterfly preserved and made perfect with a dart through it.」に表れており、「他者から見た完璧な姿」を意味しています。
          「完璧な姿=美しい姿」であり「美=調和(バランス)」です。

          人は完璧なもの、バランスのとれたものを見ると、ある種の心地よさや快適さを感じますから、天秤座は単に他者から美しく見られたいというだけでなく、他者に対して心地よさや快適さを与えているといえるでしょう。

           

           

          前回の記事で書いたように、木星が天秤座に滞在した2016年秋から2017年秋までの1年間、私が「自分にとっても、他人にとっても快適な自分」であることを意識して過ごしてきたのは、そんな理由からだったのです。

           

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          サビアンシンボルからサインの世界を見る

          2017.10.14 Saturday 22:16
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            人は誰しも自分の中に12サインの要素を持っています。

            私はソーラーアークの太陽の度数で1年のテーマを見るときに、サビアンシンボルを活用しているほか、自分自身の調整のためにサビアンシンボルを使っています。

             

            各サインのサビアンシンボルには、そのサインの根本的な性質はもちろん、どのような問題と向き合い、傷つき、悩み、成長していくかが表れています。
            トランジットの状況によって、自分の中にある特定のサインの性質がクローズアップされ、解決すべきテーマと直面するわけですが、サビアンシンボルを通じてそのサインの内面世界にアクセスすることで、問題解決のヒントが見つかることがあります。

             

            自分自身の調整のためにサビアンシンボルを使う、というのは、特定の度数を使うということではありません。「いま、自分はこのサインの性質をどのように調整すればよいのか」ということを考える時、そのサインのサビアンシンボル30個を俯瞰して見ることで、自分が取り組むテーマが見えてくるということです。

             

            個人的な話で恐縮ですが、私は6ハウスが乙女座、天秤座、蠍座の3サインにまたがっています。天秤座はハウスカスプを持たないだけでなく、天体も存在していないため、わりと苦手なサインです。ただ、天秤座が6ハウスに位置しているせいか、私が携わっている仕事はコミュニケーション能力はもちろん、さまざまな人や物事を肯定的な視点で捉えることが必要とされます。

             

            2016年9月9日に木星が天秤座に入った際、「これからの1年間は苦手な天秤座を強化しよう」と思い、天秤座の性質とじっくり向き合うことにしました。木星は滞在するサインの性質を広げるので、意識的に木星を使おうと思ったわけです。ただし、「天秤座サインのどのような性質を自分が苦手としているか?」ということが、ちゃんと分かっていないといけません。

            天秤座というサインは、一般的には社交性、美的センス、バランス、公平さといったキーワードで表現されることが多いのですが、サビアンシンボルの世界から天秤座を見ると、それらのキーワードの根底にある要素が見えてきます。

             

            私が2016年9月9日から2017年10月9日までの1年間、テーマにしてきたのは「快適さ」。つまり、「自分にとっても他人にとっても“快適な自分”でいよう」ということでした。

             

            サビアンシンボルから見た天秤座については次の記事で書くことにします。

             

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            サビアンシンボルから見る蠍座の基本的な性質

            2017.09.02 Saturday 22:00
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              今日は、蠍座のサビアンシンボルから感じることを書こうと思います。


              随分前の話になりますが、テレビのニュースでこんな話が紹介されていました。その話が蠍座1度の意味を理解するときにとても役立つな〜と思ったので、ご紹介します。

               

              海外では、夏になると長いバカンスを過ごそうとする人々が避暑地へ出かけます。ニュースでは、小さな島が観光客で大いに賑わっている様子が紹介されていました。普段から観光客はそれなりに来ていますが、バカンスシーズンになるとさらに大勢の人が訪れますので、島のどこへ行っても人、人、人……人で溢れかえっています。

               

              「観光客が大勢やって来てくれるのは嬉しいけれど、“息が詰まりそう”だよ」。
              島に住む人々のコメントが印象的でした。
              この“息が詰まりそう”という感覚こそ、蠍座サインが相手に与えるプレッシャーです。

               

              蠍座1度のサビアンシンボルは「観光バス」。
              ”観光”とは、日常生活から離れ、遠く離れた場所の景観を楽しむという意味です。
              つまり、
              その場所に興味を持ち、
              その場所の価値を認め、
              実際にその場所に訪れ、
              その場所で過ごす。
              観光にはそういったニュアンスが含まれています。

               

              サビアンシンボル1度は、12サインのどれにおいてもサインの基本的な性質であり、キャッチコピーでもあります。蠍座サインの場合、自分が興味を持つ対象を見つけた場合、遠くから眺めるのではなく、その対象自身あるいはその対象が持つ要素を、自分自身に取り入れようとするのです。
              そのような、対象物へ深く食い込む性質が、蠍座の骨格を作っています。

               

              列車でもなく飛行機でもなく、バスであることにも注目してください。
              象徴としての“バス”は基本的に近い距離を表します。現在は長距離バスもありますが、夢分析でもバスは比較的近い距離の移動を意味していますので、蠍座1度の観光バスは近い場所へ向かっていると考えていいでしょう。

              この対象を人間に置き換えると、蠍座が対象としているのは自分にとって身近な人間ですが、これは物理的な距離というより、心理的に近いといった方がいいかもしれません。


              最近はやや少なくなったようですが、一時期、日本の観光地は大型バスで乗りつける中国人で大混雑していたものです。

              私の出身地も観光で有名な場所だったせいか、帰省で帰ったときにはたくさんの大型バスが駅前に止まり、大勢の人で溢れかえっている様子にビックリしたものです。それまで帰省してもそんな光景を見たことがなかったため、本当に驚いた記憶があります。何か災害か事件でもあったのかと思うほどの人混みでした。

               

              サビアンシンボルは見る視点によって複数の意味が浮かび上がることが多く、この蠍座1度も複数の意味が含まれています。
              まず、「観光バス」は蠍座の“興味を持つ対象へ食い込む性質”を表すと同時に、食い込まれた対象が抱く“息苦しさを感じるほどのプレッシャー”も表しています。

               

              また、「バス」は集団行動を表します。
              普通の路線バスであれば、乗客はそれぞれ自分の目的地でバスを降りるわけですが、観光バスは乗客全員が同じ場所へ向かっています。つまり、同じ目的を持つ大勢の人々が集まっているのです。そこから、蠍座が持つ“集団としてのパワー”をみることができます。パワーそのものは目に見えませんが、人や物が数多く集まることでパワーの存在を示すことができるのです。

               

              ただ、蠍座1度はどちらかといえば、火星的な性質が強いような気がします。次の蠍座2度は、香水ビンが割れて香りが辺り一面に漂っている、というサビアンシンボルであり、これは目に見えない影響を周囲に与える冥王星的な性質です。
              この蠍座2度の意味も非常に奥が深く、単に「影響を与える」というだけにとどまりません。

               

              蠍座2度についても、いずれまた書こうと思います。

               

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